ジェファーソン・エアプレーン、バッファロー・スプリングフィールド、WHO、ドアーズ、ステッペン・ウルフとの対バン歴が誇るように68年という時代の雰囲気を反映したサウンドが堪能できる作品。ギターはへヴィーな音色のトーン、ハモンドオルガンもやはり比較的へヴィーな感触で迫る。円熟期を迎えたサイケデリックと、来るべきハードロック時代を控えての絶妙な時代の橋渡し的サウンドが貴重。"I'M SO GLAD"タイプのコード進行下降リフに導かれての美麗ハーモニーが素晴らしいソフトロック調でPOPな"GETTING TOO MUCH HIGHER"、のっけからギター爆音!!ドラムの音がオーヴァーレヴェルで歪みまくりへヴィーなリフがのし歩き、ハードロックのカタルシスを存分に味わえる"GYPSY FAST WOMAN"折り目正しさとワイルドさ、相反する要素がバランスよく配合された傑作です。